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気仙沼市長は2度甦る
家業倒産で市長に転身、1年足らずで震災
編集部 三橋麻子
7月13日朝。宮城県の気仙沼漁港が久々に活気を取り戻した。震災後初めて、一本釣りのカツオが水揚げされたのだ。
「ここだけ見ると、まるで何もなかったみたいだ」
菅原茂市長(53)は現場に立ち会いそう思った。
震災前、同港は近海でとれる生鮮カツオの水揚げ量日本一だった。気仙沼漁港は、遠洋へ向かうマグロ漁船の基地でもある。2010年の魚市場の水揚げ金額は、225億円で全国8位。
だが、魚市場の背後には、瓦礫の山が広がる。3月11日、すべては津波にのまれ、火に包まれた。
人口7万3千人だった気仙沼市の死者・行方不明者は1400人を超える。地盤沈下でできた水たまりの中に、焼け落ちた工場や傾いた家屋がぽつりぽつりとある。陸地に乗り上げた漁船の異様な姿もいまだ珍しくない。幸いにも焼け残った魚市場は、漁業再開の拠点となっているが、周囲はまだ閑散としている。
この漁業の街の舵取りを、「日本一水産に詳しい市長」を自称する菅原さんが担う。
地震発生のときは、市議会で予算を審議中で市役所にいた。
「漁港から500メートルほど離れた市役所のすぐ下まで、瓦礫が流されてきました。最初の津波で、すぐ下の道路に家が流れてきたのを見たとき『これはえらいことになった』と思いました。市民のみなさんには、『どうか逃げていてくれ』と。もちろん市としてできることはやるんですけど、できることに限りがありすぎるという感じだった」
市役所よりさらに3キロ内陸にある消防施設に災害対策本部を設け、陣頭指揮をとった。まもなく、市の中心部は炎に包まれたーー。
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