ついに女優デビュー／大丈夫か、私

2011年05月24日

ついに女優デビュー／大丈夫か、私

　突然ですが......舞台女優デビューします！　といってもセリフ二言なんですが（本番ではなくなってるかも）。新聞記者（石黒圭一郎クン）のアシスタント役ってことで、なんとかなるだろうと思っていたら、これがなんともむずかしい（汗）。この石黒クンがうまくて、舞台をところせましと走り回るのだが、その間私は手持ちぶさたで、どうしていいかわからず、右往左往するしかない。いつも仕事で普通にしているインタビューが、舞台上だとただの一本調子で、まさに大根（演技のうまいあの超人気子役が、舞台裏でお母さんから「この大根役者！」と怒られながらがんばっているのを見てびびったことがあったが、あの子、尊敬しますわ）。

　作品は「キャバレーオンザシー」（東京・池袋のシアターグリーンで５月25～29日。私の出番は27日夜の部から）。昭和初期の豪華客船が舞台。プロデューサーは島英津夫さん（淡路恵子さんの長男）、踊り子役には堺正章さんと岡田美里さんの長女・栗原菊乃ちゃん（20）がいる。大物二世の二人は、のほほんとマイペース。菊乃ちゃんの出演もノリで決まったようだし、私の出演も島さんと酔った勢いだけで決まった（いま猛烈に後悔している）。

　菊乃ちゃんは歌も担当するが、歌手や女優業にあまり興味はないらしく、この舞台の後はサンフランシスコへ写真の勉強のため留学するとか。お母さんも、お歳暮でカキが100個届くのがイヤだったって離婚会見したのが印象的だったけど、欲のない母娘だ。

　稽古にまだ２回しか出ていない。本番まであと１週間を切ったというのに、大丈夫か、私。舞台の稽古はまず台本が渡されるのだが、現場でどんどんセリフが変えられていく（演出家によって違うらしいが）。うまいヘタによってセリフが多くなったり少なくなったり、まさにライブで作り上げられていく。

　スターを目指す（ただお芝居が好きという人もいるが）暑苦しいほどの"情熱"というキラキラパワーの若者たちに圧倒されながら、がんばってみます。

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