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放射能と私たちの食卓
暫定基準値の曖昧な根拠
編集部 藤生 明、福井洋平
神奈川県西部の茶畑で、食品衛生法の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された5月中旬、茶摘みの本格的なシーズンを迎えた全国の茶どころでは動揺が一様に広がった。
一つは、福島第一原発から300キロ離れている場所での農産物汚染が現実となったことへの驚き。近隣の葉物野菜に汚染はなく、茶の新芽からの検出だったことから、土壌からの吸収ではないかという懸念が関係者の間で語られている。
もう一つは行政面。生茶葉と液体の飲用茶の検査だけでなく、厚生労働省が加工途中の「荒茶」も調べるよう要求してきたことだ。荒茶は生茶葉を蒸して乾燥させたもの。重量が5分の1ほどに減るため高濃度になり、消費者の誤解を生みかねないと農業関係者は心配する。
「加工段階の荒茶は消費者の口に絶対入らないのだから、検査そのものが必要ない」
「生茶葉が基準値を超えたといっても、生のまま1キロも食べる人はいない。なのになぜ野菜と一緒の基準なんだ」
厚労省が荒茶の検査を14都県に要請した翌日(17日)、民主党の「お茶振興議員連盟」(会長・森本哲生衆院議員)が開いた会合には静岡や京都などの国会議員14人が集まり、そんな意見が飛び交ったという。
お茶は、摘み取り→荒茶→仕上げ加工(形状、風味調整)といった工程をへて店頭に並ぶ。神奈川県では当初、生茶葉から570ベクレル(暫定基準値は500ベクレル)の放射性セシウムが見つかり、南足柄市と農協に対し当分の間の出荷自粛を要請した。それなのになぜ、一般的には耳慣れない荒茶をその後の検査項目に加えたのだろうか。神奈川県の判断は厚労省の要請前だーー。
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