マスコミに携わる者の悪い癖で、すぐに「大変だ」「問題だ」とネガティブ面を強調してしまいますが（このブログでも大変だということばかり書いてきましたが）、出産、育児を体験してみて、「案ずるより産むが易し」とはよく言ったものだと実感しています。
今のところ、出産前の不安は、ほぼ取り越し苦労だったと言ってもいいくらいです。

その１......睡眠時間は案外取れる！
これは、赤ちゃんのタイプによると思うので、一概には言えませんが、うちの娘の場合、夜はよく寝てくれます。というより、寝過ぎ。長いときは夜の９時ごろから翌朝１０時まで、１、２回の授乳を挟みグッスリ。夜泣きがひどくて寝る時間が全然ないと覚悟していましたが、今のところは産後２カ月から拍子抜けになるくらいよく寝ています。
産後１カ月間は細切れ睡眠で、３時間続けて寝られたらまし、という状態だったので、こんな生活がいつまで続くのだろうと呆然としていましたが、赤ちゃんって成長するんですね。（当然！）
ただ、夜泣きは突然始まると言われるので、そのうち寝られない時が来るかも。今のうち寝だめしておきます。

その２......素晴らしきママ友の世界！
ちょうど出産前に、「名前をなくした女神」というママ友バトルを描いたテレビドラマが話題になっていてビビッてました。ママの世界には番長がいて、逆らうと仲間はずれにされて......なんて。
でも、実際は「ママ」というだけで運命共同体的意識が芽生えて、すぐに友達になれて、メールで情報交換しまくっています。働いている頃とはまた違った友達がドンドン増えています。
出会って間もないのに、お互い乳を出して目の前で授乳もできてしまうほどの仲間意識。
子育てはママ友がいるから乗り切れると言っても過言ではありません。

その３......子育てにはお金がかからない！
というのは言い過ぎですが、ありがたいことにお古をかなりいただいており、ベビー服や子育てグッズを一から買い揃える必要がありません。周りのママ友に聞いても、お古を上手に活用している人が多数います。
私の場合、妊娠中お腹の大きな姿を見て、挨拶程度の付き合いしかなかった近所の人が、突然、「どうぞ抱っこひも使って」と持ってきてくれました。子育ては近所づきあいも深めます。
また、遊ぶのもタダ。近くの児童館に行けば、おもちゃはたくさんあるし、赤ちゃん対象のイベントもあるし、無料で遊び放題です。子どもを持つまで税金がこんな風に使われているなんて全く知りませんでした。
というわけで、子育てで新たな出費はそれほどありません。最近痛いのは予防接種代ですが。。。

その４......子連れには優しい！
ベビーカーでバスに乗ったりするとどんなにイヤな顔をされるだろうというのも、不安でしたが、これまた心配無用でした。ベビーカーを乗せるのにもたもたしているとだいたい誰かが助けてくれるし、赤ちゃんに笑いかけてくれる乗客も多いし、公共交通機関であまり肩身の狭い思いをしたことがありません。
席を譲られたことも何度もあります。妊婦の時には、どんなに大きなお腹でもほとんど譲られることはなかったのに、赤ちゃんを見るとみんな優しくしてくれます。赤ちゃんパワーは絶大だと日々感じています。

振り返ってみると、今のところ出産後の４カ月で、「想像していたより大変だった」と感じたのは、「出産時の激痛」これだけでした！