こんにちは！

ＡＥＲＡ編集部の木村恵子です。

６月３日の出産予定日に向け、５月から産休に入りました。

というわけで、これから１カ月ほどの妊婦ラストスパート生活＆出産後の育児生活をアエラネットでご報告していきたいと思います。よろしくお願いします。

未知の世界である育児生活については、育児経験者の先輩方によると、「仕事より断然自分の時間がない」ということなので、出産後はどれだけ更新できるかわかりませんが、どうぞお時間あるときにのぞいてみてください。


さて、妊婦初体験の私にとって、聞きしに勝る驚きだったのは、妊婦には厳しい体重制限が課されるということです。

私が通う産院では、体重は８キロプラス厳守。妊娠初期には、「いくらなんでも８キロなんて太るわけがないだろう」と思っていましたが、お腹のでっぱりとともにグングン体重が増えて、すでに８キロプラスを突破しました！

検診に行くたびに、「体重が増えすぎると妊娠中毒症の危険も増すのよ」「産道にも脂肪がつくんだから」と脅されまくり。

最近は、検診３日前から夜ご飯はサラダだけという、計量前のボクサー並みの努力で、なんとかプラス体重を抑え、怒られずにすんでいます。（涙）


体重制限に加え、驚くべきはけっこうハードなトレーニングを勧められます。

助産師さんは、天使のような笑顔で、「もう妊娠後期に入ったら思いっきり歩いて！１日２〜３時間。コースには坂や階段もあったほうがいいわね。

なるべく早歩きの方が効果があるわ」とサラリと言います。最近は節電の影響で、駅ではエスカレーターが停止、階段を使わざるを得ないのを恨めしく思っていましたが、むしろ妊婦にとっては必要な運動なんですね。


というわけで、産休に入ったこともあり、自宅近くの駒沢公園ジョギングコース（約２．５キロ）を毎日２周することを自分に課しました。


最近のマラソンブームもあり、周囲のジョガーたちはかなり本格的。かっこいいスポーツウェアに身を包み、はぁはぁ言いながらかなりのスピードで走り去って行きます。そんな本格派に混じって、一人、腹の突き出たぼてっとした妊婦が必死に歩いている姿は、我ながら笑えます。

さすがに妊婦用のスポーツウェアは持っていないので、通常の短パンを腹の下で結んではいていたら（腰パンのような感じですね）、歩いているうちに短パンがズルズルと落ちてきました。ストイックを超えて悲壮感が漂っています。。。

それでも、すべては安産のため！と自分に言い聞かせ、なんとか歩ききりました。


今日は歩いたぞ！と満足に浸った私。

自宅に帰ったら、机の上にスナック菓子の袋が。心の中で相当葛藤しましたが、とうとう手を伸ばしてしまいました。。。

歩くとそれだけお腹も減るんですね。せっかく５キロも歩いたのに、消費エネルギー分をあっという間に摂取してしまいました。

アスリート並みの生活を強いられる妊婦生活ですが、なかなか優秀妊婦にはなれません。 そろそろ次の検診日が近づいてきたので、またボクサー生活に入らなければ！

こんな感じで私のダメ妊婦生活は続いていきます。


【プロフィール】
木村恵子
１９９９年朝日新聞入社。新潟支局、千葉支局を経て、２００４年よりＡＥＲＡ編集部。 働く女性の企画などを主に担当。ワーキングマザーも数多く取材し、出産・育児について学ぶ。

２０１１年５月より産休に入り、翌年３月いっぱいまで育休取得の予定。