- AERA-netトップ
- アエラサマリ
- 沖縄で子育て揺れる移住ママ
沖縄で子育て揺れる移住ママ
関東のホットスポットから続々
ライター 古川雅子 写真 馬場磨貴
那覇市内にあるマンスリーマンションを訪れると、テレビがある共有スペースに、幼い子どもと母親3組が集まっていた。やわらかい素材のプレイマットの上で、子どもたちはおもちゃで遊び、母親たちは見守りながら静かに談笑する。やがて、また1組の母子が加わった。
切り分けたケーキを紙皿に入れて配るアヤさん(35)は、もう4カ月近くここに滞在している。千葉県出身で、4歳の娘がいる。最近、住み始めたばかりという他の母子に、「どうぞ」と菓子を勧める声には遠慮があり、まだ少し距離があるふうに見えた。
いずれも、原発事故による放射能の子どもへの影響を心配して、関東地方から自主避難してきた母と子のペアだった。
「ここには少なくとも20組は、同じように関東を出てきたママたちがいます」(アヤさん)
アヤさんが沖縄に移ってきたのは6月初旬。3月の震災当初は大阪の親類宅に身を寄せ、いったんは千葉に帰宅した。その後、ネットで調べ始めたら、県が公表しているモニタリングポストの空間線量よりも、地元で個人が測っている線量が高いことがわかり、再び恐怖感が襲ってきた。以前は、外遊びが大好きな娘と日がな一日公園で過ごしていたのに、砂場で遊ばせることを、母親としては「キツイ」と感じるようになった。ネットに釘付けになり、情報不安に。娘に室内でDVDを見せることに罪悪感も覚えた。水も食べ物も、いちいち気になった。
避難を決定づけたのは、周囲の母親との温度差だった。娘を公園に誘ってくる友達の母親に、放射能を気にしていることを告げても、「大変だね」と言うだけ。翌日も公園へと誘いのチャイムが鳴る。もう、他人に合わせるのは無理だと感じたーー。
- 僕はこうしてハーバードへ日本の高校生に、海外進学のノウハウを伝授
- 沖縄で子育て揺れる移住ママ関東のホットスポットから続々
- 震災と悩める雅子さま病気療養9年目の深層
- 原子炉プールの潜水作業過酷作業の原発労働者も驚く
- 「40歳年収」上がった企業全上場企業のうち2010年度「平均年収トップ100」を分析
-
2011/10/06 23:44:53
忘れちゃならない、ベテラン役者の実力 -
2011/10/06 07:56:34
ジャパン・フォト・プロジェクト写真展開催 -
2011/10/04 00:40:38
13歳年下男との結婚は大変なのだ -
2011/09/29 23:10:49
花のプランター、10000円。 -
2011/09/25 18:11:38
11. 8割効率主義 -
2011/09/23 07:07:12
AERA English 2011年11月号の内容は! -
2011/09/15 04:55:46
北海道行ったよ、の巻。
一行コピー, 内藤みか, 押切もえ, K野, AERA English, 中島かずき, 内田かずひろ, 恋愛, 木村恵子, ロダン, ハングリー, 食べ物, 山田厚史, 福井洋平, 映画, バルセロナ, japan photo project, Tina Bagué, ジャパン・フォト・プロジェクト, ティナ・バゲ, 森本徹, 飯島奈美, 尾木和晴, ゆきちゃん, 田岡俊次, 結婚, ロダンのココロ句, aera english, 高井正彦, オバマ