日本ラブなガガにケチつけなくても...

2011年07月05日

日本ラブなガガにケチつけなくても...

　親日家で知られるレディー・ガガさんが来日し、ファッションやパフォーマンスで楽しませてくれている。「TOKYO LOVE」のタトゥーや、来日すると必ず品川駅の立ち食いソバでかき揚げソバを食べるなんてエピソードもあり好印象。

「日本は安全だということを世界の人に知ってもらいたい」「（観光庁長官からの）感謝状もプレゼントもいりません。私の皆さんへの愛は無償の愛なんです」という発言は、コンサートや映画のプロモーション来日をキャンセルするセレブスターの多いなか、嬉しいことだ。

　震災直後にもすぐに対応。「日本の為に祈りを。」と日本語と英語で書かれたリストバンド（５～105ドル／約400～8400円）をチャリティー販売。個人的な寄付と合わせて300万ドル（約２億４千万円）を寄付し、普通にいい人だと思っていたらトラブルが勃発した。

　リストバンドの義援金をめぐり、リストバンドの購入者らが「約束した全額を寄付していない」とか「送料を実費以上に高く請求した」とか「寄付では免除されるハズの売上税を徴収した」などなど、返金と損害賠償と情報公開を求めて、ミシガン州の連邦地裁に提訴したのだ。いろいろな誤解があるらしく、ガガさんが着服なんてことはないようだが......。

　さらには、誰が決めたか日本の芸能界のご意見番・和田アキ子さんがかみついた。先日発表されたアメリカの経済誌「フォーブス」で"最も稼いでいる30歳未満のセレブ"の１位で、収入は72億円とされたガガさんに自身の番組で「稼いでるわりに（義援金が）少ない」と発言したのだ。

　和田さんご自身は義援金を出したとは伝えられていないし、「ずっと続けていきたい」といっていた募金活動もその後、どうなっているのかわからない中（どちらも報道されてないだけだったら、すみません）、外国の人が２億円以上も寄付してくれて文句つけるのはいかがなものか。日本では最強かもしれないが、世界のセレブ相手に、今回ばかりは分がワルいようで。

フォーブス , リストバンド , レディー・ガガ , 和田アキ子 , 日本の為に祈りを。 , 義援金