強力粉とドライイースト、牛乳などを混ぜ、隠し味にきな粉を入れ、こねこね。

生地が発酵するまで３０分ほど時間をおく。

その間、ほうじ茶と寒天、黒蜜をつかってデザートづくり。

そうこうしているうちに、発酵してきた生地に小倉あんを混ぜ、形を整え、さらに発酵させて焼く。

オーブンからは焼きたてのパンのいい香りが漂ってくる〜。


どうですか？この優雅な感じ。

これまでは、原稿をデスクに出したら、待っている間に電話でアポ入れ、そうこうしているうちにゲラが回ってきて、事実確認のチェック......というような生活だったのですが、 産休に入り、なんと平日のお昼に、東京のセレブタウン・白金台のパン教室でパンを焼くという、かなりステキな生活を謳歌しております！


出産前の産休中にしか自由時間はなし！という先輩ママたちのアドバイスを聞いて、これまで会社に通っている間にはできなかったことを、産前にできるだけしようと心に決めた私が、やりたかったことの一つは自分でパンを焼くことでした。

自宅にパンの香りが立ちこめているなんて、幸せの象徴じゃないですか！！！


それに、放射能汚染が大問題になり、出産前の私としては、胎児の健康について不安を感じましたが、自分を振り返ってみれば、食生活は外食三昧＆深夜食べまくりの不健康そのもので、放射能以上に胎児に悪影響を及ぼしているのではないかというのが現状。

この機会に、自分で安全な食材を使って料理をつくるというくせをつけたいな、と思いました。


今回参加させていただいたパン教室は、「白金台のちいさなパン教室　Ｅｍｉｋｏ'ｓ　ｋｉｔｃｈｅｎ」。

教室を開いている女性は、実は、私の書いたＡＥＲＡの記事を読んでお手紙をくださった方でした。

記事の感想とともに、パン教室のお知らせが入っていたので、これはいい機会だ！と思い参加しました。

このパン教室では、国産小麦を使い、バターやショートニングを使わないヘルシーで安全なパン作りを教えてくれます。

震災の時、買い込んだパンをうっかり１週間くらい放置してしまってもカビ一つ生えないことに、むしろ怖さを感じました。添加物や保存料がどれだけ使われているんだ......と。

自分で作ったパンには、そんな心配は一切なし。香ばしくて、柔らかくて、健康にもいい焼きたてのパンを食べられることの幸せを感じました。

忙しい生活に戻れば、手作りパンばかりとはいかないと思いますが、できるだけ心がけたいな、と心に決めました。


パンづくりも素晴らしかったのですが、何より、記事の感想のお手紙をきっかけに新たな出会いがあったことが最高でした！忙しく仕事に追われている時にはなかなか大事にできなかった出会いを、この機会に大切にしたいなと思いました。




写真は、パン作り初心者の私がつくったパン。意外にも簡単に上手にできたことにビックリ！

だいぶ先になると思いますが、お腹の子にも食べさせられる日まで腕を磨こうと思います。