- AERA-netトップ
- アエラサマリ
- 犬オークションの現場
犬オークションの現場
追及─ペット流通のブラックボックス
編集部 太田匡彦
建物の中に入ると途端に、競り人の声がマイクを通じて大音量で聞こえてくる。その合間を縫うように、子犬や子猫のか細い鳴き声が耳に届く。
関東地方の、国道沿いに立つペットオークション会場。プレハブ造りのこの会場で毎週、子犬や子猫の競りが行われている。
「プードル、メスでぇす」
「柴犬、オスでぇす」
競り人が独特の調子で一匹ずつ犬種名、性別などを読み上げる。するとビニール製の手袋をはめた男性が子犬を片手で高く持ち上げ、中央の檻まで運んでくる。途中、骨格や関節を確認するためか素手で子犬をさわるバイヤーもいる。
競り落とされた子犬は、すぐに小さなカゴや箱に詰め込まれ、バイヤーの前に積まれていく。目の前に小山のようにカゴを積んでいくのは、誰もが知っている大手ペットショップチェーンのバイヤーたちだ。
こうして、毎週300〜500匹の子犬がこのオークションから関東各地のペットショップへと流通していく。
2008年度、全国の地方自治体に引き取られた犬は11万3488匹に上り、うち8万2464匹が殺された。本誌ではこれまで、大量の捨て犬を生み出す犬の流通システムの「闇」を暴いてきた。
流通システムの根幹を成しているのが、ペットオークションだ。ペットショップ(小売業者)は、その仕入れ先のほとんどをオークションに依存している。ブリーダー(生産業者)にしても、出荷の5割以上がオークション頼り。推計だが年間約35万匹の子犬が、オークションを介して市場に流通している。つまり現在の犬の流通は、オークションなしには成り立たなくなっているのだーー。
-
2011/09/25 18:11:38
11. 8割効率主義 -
2011/09/25 10:42:03
一行コピー:「エー ユーなれば大ソン害。」 -
2011/09/23 07:07:12
AERA English 2011年11月号の内容は! -
2011/09/22 23:49:53
台風にみまわれた『髑髏城』 -
2011/09/22 23:49:48
台風ネカフェ、1200円。 -
2011/09/15 04:55:46
北海道行ったよ、の巻。 -
2011/09/13 22:24:16
松ケンポロリ/やっぱいいヤツだよ
一行コピー, 押切もえ, K野, 内藤みか, AERA English, 内田かずひろ, 恋愛, 中島かずき, ハングリー, ロダン, 木村恵子, 食べ物, 山田厚史, 映画, バルセロナ, 福井洋平, japan photo project, Tina Bagué, ジャパン・フォト・プロジェクト, ティナ・バゲ, 森本徹, 飯島奈美, 尾木和晴, ゆきちゃん, 結婚, 田岡俊次, ロダンのココロ句, 高井正彦, オバマ, 女性