ゴシップだいすき★

イギリスのタブロイド紙

ニュース・オブ・ザ・ワールド

次に紹介するのはイギリスで発行されているタブロイド紙である『ニュース・オブ・ザ・ワールド』について紹介していこう。こちらのタブロイド紙はザ・サンの日曜版の位置づけで行なわれており、有名人のゴシップのような軽いニュースを中心とした記事を掲載している。実は発行部数に関してはザ・サンよりも発行部数は上回っており、その数は2012年12月の時点で週378万部を誇っているのだ。これを見ると、ザ・サンよりも過激な記事が少ないことも影響して、多くの市民に受け入れられているのだろうという印象がある。

毎週読みたい週刊誌!
ネックレスや指輪など世界に一つのオリジナルジュエリーをお作りいたします。オーダージュエリー(オリジナルジュエリー)なら名古屋の池田商店へご相談ください。ジュエリーリフォーム(名古屋)もおまかせください!

歴史

同紙の歴史が始まりを告げたのは1843年10月1日にロンドンで創刊され、当時の価格は3ペンスでその後の減税時も値段は変わらなかったが、その当時最も安い新聞として庶民から愛されるものとなっていた。読者層としては教育を施されている労働者階級をターゲットにしており、性的な記事や刺激的な記事、犯罪報道の新聞として認知されていき、スキャンダル氏として片付けられていたが、やがて日曜日の新聞としては最高の部数に達することになるのだった。教育を受けている、という時点でこの当時の人々にしてみれば識字出来る人も少ないことで有名であるため、やはり読んでいる人はほとんどが一般庶民といってもそれなりに稼いでいることの出来る人々以上の人間しか読まれることはなかった。これも時代の特性というところを考えれば、いかに今の時代がどれだけ学問が誰でも平等に出来るようになったと考えれば、人権的にも発展しているということを感じることだ。

スローガン

同紙が掲げているスローガンとして『All human life is there』、日本語では『そこに全ての人間の性ある』という風になっている。

取材方法や問題点

同紙の取材方法に関しては常に物議をかもし出しているという。記事の内容をめぐっては時に名誉毀損で訴えられることも多くなっているのも有名な話で、特にネタを手に入れるために政治家や芸能人といった数千人の著名人の電話を盗聴していたという疑惑が沸きあがった。この盗聴問題に関しては更なる展開を見せることになる。

セレブリティに対する盗聴問題について再捜査されることが2011年初めに決定し、デーヴィッド・キャメロン首相の主任報道官に就任していた元編集長のアンディ・コールソンは2011年1月に辞職にまで追い込まれてしまうのだった。同年6月には盗聴の対象がセレブリティだけではなく、殺人事件の被害者である少女やアフガニスタン戦争の戦死者の遺族、ロンドン連続テロ被害者の遺族、ウィリアム王子といった皇室関係者にまで及び、そのような対象者の携帯電話に不正にアクセスして得た情報を元に記事を執筆していたのではないのか、という疑惑が浮上するのだった。それはつまり、殺人事件被害者の場合には、家族から被害者の携帯電話に送られた新たなメッセージを盗聴するために古いメッセージを消去するなどの極めて悪質な行為を行なっていたという、信じがたいことを行なっていたというのだ。これは、被害者の家族がまだ誘拐されたままの被害者がまだどこかに生きていて時々電話のメッセージを聞いているのだということを期待させる、そんな残酷すぎる元から存在していない希望を見せ付けられる非道な行為として、非難される対象となった。記事を特集したいがために、塔著までして、さらに遺族達には絶望以上に辛い現実を突きつけることになりかねない行為は怒りを感じて当然だ。

盗聴報道も著名人が対象となっていたときには比較的寛容に、そこまでことを荒立てることもなく見守っていた世論も、この黙って見過ごすことは到底出来ない、メディアの世界とは縁遠い一般人にも盗聴の手が伸びているという事実、さらにはその盗聴の対象となったのは犯罪に巻き込まれてしまった被害者の家族にまで伸びているという驚愕の真実を知ったとき、同紙に対する非難が集中的に高まっていく。これにより広告主が広告を引き上げ始めるという、もはやどうしようもないほどまでに追い込まれていくのだった。

おすすめの一冊

その後の展開として

再捜査が始まった2011年、そのきっかけを作った告発・暴露を行なった同社の記者でもある『ショーン・ホア』が直後に自宅で死亡しているのが発見された。死亡原因についてははっきりとしたことは分かっていないものの、事件性はないと警察関係者が語っているがやや疑わしいところもある。

告発者が死亡しても、既に事実は世に発信されているので警察の手は止まることを知らなかった。そうした社会情勢もあって、フォード自動車や三菱自動車などは広告出向を停止することを発表し、自体がいかに深刻なものなのかということを強調するように波が荒立っていくと、ニューズ・コーポレーションはこれらに耐えることは出来なくなって、2011年7月10日発行分を最後に廃刊することを決定するのだった。悪質な不正を働いたことで、事態は更に事を荒立てていく。

その後7月8日にはデーヴィッド・キャメロン首相の主任報道官として勤めていた元編集長のアンディ・コールソンを、盗聴と汚職の容疑で逮捕され、事件の影響は政界にまで響くことになるなど、国全体を巻き込んだものに発展していくことになるのだった。

翌年2012年2月26日、この日後継と位置づけられる日曜紙サン・オン・サンデーが創刊され、ゴシップ中心の紙面づくりの傾向を廃止して、家庭向きの内容へと変更するようになるのだった。

ニュース・オブ・ザ・ワールドから見るタブロイド紙について

一時期はその内容で世間を驚かせていたタブロイド紙も、全てその情報は盗聴していたからこそ入手できたものだというのだから、どうしようもないの一言しか出てこない。確かにネタということを考えると過激であればあるほど、関心を引くことができるという事を考えたらこの方法しかなかった、とは言えないだろう。盗聴事態問題だが、著名人に対してどうしてもネタを仕入れようとする人が出る行動だと考えれば、大衆は面白がってみることは出来るかもしれない。ところがまさか何の関係もない自分たち、特に一般人の中でも犯罪に巻き込まれた人たちがネタにするために盗聴をして、最新情報を掲載されるなど、被害者となった家族の傷を深くする非人道的な行動は看過する事は出来ない。

何事も加減が肝心だと考えれられるかもしれないが、これに関しては常軌を逸した取材方法であったと認識せざるを得ないだろう。

2013 皆大好き!? ゴシップ誌特集♪